ただの幼なじみじゃいられない!




「先に俺の部屋入ってて。飲み物、お茶でいいか?」



「うん。ありがとう。」



小さい頃から中学生の頃まで、何度何度も出入りしていた爽太の部屋…。


久しぶりに入る。


ふふ、きっと今でも散らかってるのかな。


そう考えてくすっと笑いながら、部屋の扉をゆっくりと開ける。


広がる目の前の光景。


あたしのそんな期待は裏切られたのだ。



「え、キレイ…。」



あたしは目をぱちくりさせて、爽太の部屋を見回した。


モノトーンで統一された綺麗なお部屋。


ベッド、勉強机、小さなテーブル、棚…。


どれもシンプルで、爽やかだ。


小さい頃は、もっと子供っぽい部屋で。


壁に落書きしてたり…おもちゃは地面に転がっていたりで収拾がつかない感じでとにかくすごかったのに…。