ピッ ピッ ピッ ピピピピッピピピピッ ガタッ

「う~ん……眠いー…」


最近は早く寝ても寝足りないな。


今日みたいな夢をよく見るようになったから。


とりあえず、朝ご飯を食べようと1階のリビングへ下りる。


机の上のメモには
「美琴へ おはよう。よく眠れた? 最近は同じ夢ばかりを見てスッキリしないと言ってたね。
心配です。 朝ご飯は作ったので残さず食べてね。今日も学校楽しんでね。パパもお仕事頑張ります!」


私はパパと2人暮らしでお母さんはいない。


なぜいないのかは私も知らない。


パパといるだけで十分だから。


お母さんなんて欲しいと思ったことがない。