ガラッ。

教室のドアを開ける。

「優香〜、おっはよ!」

声をかけてきたのは、永田歩美。

小学校の時から知ってる幼馴染みで

気を付け遣わなくても済む。

歩美といる時が一番ほっとできる。

「ねー、トイレ行かない?」

歩美が聞いてくる。

「もー、面倒くさいなぁ・・・・・」

そう言いながらもあたしは席を

立った。