「だから、サークルにも入ってなくて、しかもあの真斗先輩の頼みだから、断るに断れなくてさ…でも、最初は正義奉仕サークルじゃなかった。」

「えっ?なんだったの?」

「さぁ?作るけど、内容は決まってないみたいな?計画が0の状態だったんだ。でも、作るっていっても、場所はないからやれることは限られてた。サークル室は千歳にすぐ借りられたからいいものの、活動場所がとにかくなかった。ほら、この大学ってわりとデカイだろ?だから、サークルも多いんだよ。 すでに作られてるサークルとはかぶらずに活動場所を必要としないって考えたが、なかなかなくてさ…そんなときにふと思ったんだ。活動場所は大学だけじゃないってな。それでできたのが正義奉仕サークルってわけ。まぁ、このサークル名は真斗先輩考案だから、黙っといて。」