好き すき スキ。


姫華は苦笑いをしながらそういった。私はそれを見て心がズキッと痛んだ。





「……なんかじゃないよ」





「……? 奈央?」





「変でも気持ち悪くなんかないよ! 私も好きだよ、姫華のこと! 友達としてじゃなくて、一人の女の子として!!」





気がつくと、私は姫華のことを抱きしめていた。