「はぁー…なんなのよもう…」



別に、今の有馬に彼女がいたって構わないし。



っていうか、どうでもいーし?



そして階段を上がってきた有馬が雄二に気づく。


「なんだよ?雄二、連絡くれれば…」



「まぁまぁ、お二人のお邪魔はできませんからっ」



「別にそんなんじゃねーよ」



有馬が鞄から鍵を出す。



「あっ、そういえば草太の元カノのお隣さん、草太に彼女いること知らなかったんだな?」



「……は!?なんで宮崎が出てくるんだよっ?」