「一花様、おはようございます」 「翠…おはよう」 「……」 今日も目が赤い…。 佐川さんにさりげなく蒸しタオルと冷えたタオルを渡してもらうか。 「翠、ご飯の用意はもうしてるの?」 「はい、今日は一花様のお好きな物ばかりですよ」 「そう、楽しみだわ」 嬉しそうに笑う彼女の笑顔を見て少し安心する。 まだ大丈夫だと…。 けれどそれは自分が思っただけで 「いただきます……翠、美味しいよ」 「…それは良かったです」 一瞬見せた辛そうな表情にもう限界が近いことに気づく。