「羽琉くん、もうすぐだね」





私はそう言って、もう一回カレンダーとにらめっこ。



もっと早く好きになっていればよかった…………。






「琉佳、おいで」


呼ばれて、私は素直に羽琉くんの腕の中に入る。






…………羽琉くんのにおい。


離れたくないよ……。






「琉佳、いつだって琉佳に会いに行く。今は、思い出作っておこう」








そう言ってくれた。