私はそう言って、廊下側を眺める。 ほんとに、羽琉くんのことが好きになってるかも。 廊下側をみていたはずなのに、木下仁恋と目があって、睨まれる。 「ね〜、葉凪。私どうしたらいいんだろう…」 そう言って私は、校庭側を向いて机に倒れこむ。 木下仁恋のことと、もやもやする気持ち。 …わかんない。