「琉ー佳ー。もう夕方だよーっ」 私の肩を叩きながらいう、葉凪。 やば、寝すぎちゃった? 「ん〜、ごめん。」 「さっき、先輩が覗きに来てたよ」 「先輩って?」 「矢島先輩」 …寝顔見られた⁉︎ やば。 「保健の先生探しにきた、とか言ってたけど嘘だよ、きっと。」 ニヤニヤしながらいう、葉凪。 保健の先生は今日、出張。 「さて、帰りますか」 「うん」 買い物してな帰らなきゃ。