「おまたせ〜」
そう言って運ぶと、さっきまでうるさかったお母さんがソファで寝ていた。
寝てるしっ!
私は、毛布を隣の部屋から取り出してお母さんにかける。
「お腹すいたよね?ごめんね」
私は羽琉くんに声をかけながら、お母さんのご飯を別のお皿に取り分ける。
「ちょっと。……お母さん、いい人だな。琉佳に笑顔が戻ってよかったって言ってた」
……そっか、瞳吾と付き合ってた時ってあんまり笑ってなかったっけ。
お母さん、私を見てなさそうで見てたんだ。
「さて、食べよっか」
私はいろんなことを考えながら、はしを羽琉くんに渡す。
私、羽琉くんにも瞳吾にも感謝してるよ?
瞳吾と別れなきゃ、羽琉くんと付き合うってことはしてなかったから。
「羽琉くん、好き」
「何、急に」
言いたかっただけ。
「俺は、愛してる」

