螢の銃口は私の方を向いている。


「……ど…どういうこと!?

や…やめて…」


「黙れ。

おとなしく付いてこい。」


螢は強引に私の手首を掴んでずんずん奥へ進んでいく。


「…ね…ねえ!!

どうして急に!?」


「とぼけるな。

気付いたんだろ?

俺の目的に。」


冷たい目で睨んでくる螢。

……あの優しかったのが嘘みたい。