檻の中の国


街の少し外れの神社に来た。



今は此処でいう"夏"なのかもしれない。



蝉が鳴く音と、人混みの雑踏に、
妙な懐かしさを感じた。




「…夏祭りなんて、


子供の時以来だなぁ~。


昔、家族で金魚すくいしたっけ。」


「そうか。


俺は誰かとこんな風に祭りに来るのは
初めてだ。


お前の世界でも、祭りはあるのだな。」


「うん。夏の風物詩。」