「…ここは、いい所ね。」 提灯の灯りが私をオレンジ色に照らす。 なんだか酔ってしまいそうな心地よさ。 「…お前は、そう思うのか。」 急に螢の顔が暗くなった。 「…どうしたの?」 「いや、何でもない…。 ………今は、知らなくていいことだ。」 「……?」