私にも見覚えがある夢。
私がこちらに来るきっかけとなった夢だ。
「その水晶が教えてくれたような気がしたんだ。エリーゼが異世界にいると、そして俺の運命の相手なんだと」
それからは暫くその夢を見る事はなく、いつものただエリーゼを見続ける夢だったんだ、とクラウドは言った。
「自分の好きな子が異世界にいるなんて思ってもみなかったよ。だからまたあの水晶の夢を見たいと思った。あの夢を見る事で何か分かるような気がしたからね」
「その夢を見る事が出来たのはエリーゼ、お前が現れる少し前だったんだ。そしてもうすぐ試練の時だとその白い空間に声がしたんだ」
「試練の時・・・」
それは私が関係しているという事だろう。
「試練に合格すれば、お前の大切なものが手に入るだろう。夢でそう言われたんだ。直感的に分かったよ。その大切なものがエリーゼの事だってね」
「そしてあの日、エリーゼが俺の前に現れてくれた」
試練の内容がさっぱり分からなかっただけに、エリーゼが現れた時は驚いたよ、と。
「でも、驚きよりも嬉しさが勝ったんだ。やっと、やっとずっと想っていた娘が現れた。俺は試練に合格したんだって」
でも・・・とクラウドは続けた。
「エリーゼにはずっと会いたかった。会って話してみたかった。あの笑顔を見せてもらいたいと思っていた。だけど俺は自分の事しか考えていなかった」
私がこちらに来るきっかけとなった夢だ。
「その水晶が教えてくれたような気がしたんだ。エリーゼが異世界にいると、そして俺の運命の相手なんだと」
それからは暫くその夢を見る事はなく、いつものただエリーゼを見続ける夢だったんだ、とクラウドは言った。
「自分の好きな子が異世界にいるなんて思ってもみなかったよ。だからまたあの水晶の夢を見たいと思った。あの夢を見る事で何か分かるような気がしたからね」
「その夢を見る事が出来たのはエリーゼ、お前が現れる少し前だったんだ。そしてもうすぐ試練の時だとその白い空間に声がしたんだ」
「試練の時・・・」
それは私が関係しているという事だろう。
「試練に合格すれば、お前の大切なものが手に入るだろう。夢でそう言われたんだ。直感的に分かったよ。その大切なものがエリーゼの事だってね」
「そしてあの日、エリーゼが俺の前に現れてくれた」
試練の内容がさっぱり分からなかっただけに、エリーゼが現れた時は驚いたよ、と。
「でも、驚きよりも嬉しさが勝ったんだ。やっと、やっとずっと想っていた娘が現れた。俺は試練に合格したんだって」
でも・・・とクラウドは続けた。
「エリーゼにはずっと会いたかった。会って話してみたかった。あの笑顔を見せてもらいたいと思っていた。だけど俺は自分の事しか考えていなかった」

