リナリアの王女

 「共通点・・・?」



『クラウド様が初恋の方について語るのは決まって朝なんですよ』



「朝・・・」

朝早く、それこそグレンさんがクラウドを起こしに行くよりも前にその娘を見ていたのだろうか?

『朝、私がクラウド様を起こしに行くと見た事について語ったんです。ですが私共が気づかないうちに部屋を抜け出していたというわけでもないんですよ』
「じゃあ一体・・・」




『クラウド様は会った事はない。“見て”いると仰ったのは本当だったのですよ』



私はさっぱり分からないのにグレンさんは楽しそうに言った。







『一つだけあったんですよ。クラウド様に見えて、私共に見えないものが』