『クラウド様、こちらの方はもしかして、』
「ああ、紹介が遅れたな。彼女はエリーゼ。俺の探し求めていた婚約者だ。エリーゼ、こいつはグレン。俺付きの使用人みたいなものだ」
すっかり一緒にいた男性の事を忘れてクラウドと会話をしてしまっていた。
「グレンさん、私はエリーゼと申します。宜しくお願いします」
この人がクラウドの使用人さん。
・・・という事はサラちゃんの・・・。
『私の事は呼び捨てで構いませんよ。それより、先程はエリーゼ様とは存じ上げず、大変失礼致しました』
頭を下げられる事に慣れていない私は、やっぱりここでも慌ててしまった。
「あの!頭を上げてください。私の方こそもっと早くに部屋に入っていれば良かったんです!!」
そう言うと頭を上げてくれた。
私は一応クラウドの婚約者という立場にいるが、私自身が偉いわけではないので、恭しく接されてしまうとどうしても困り、吃ってしまう。
『所要で城を空けておりましたので、こうしてお会いするのは初めてですね』
「そうですね。でも私、サラちゃんからグレンさんについて聞いていたので、お名前は初めてお聞きしましたけれど、なんだか初めて会ったような感じではありません」
私がそう言うと、グレンさんは少し目を見開いた。
『サラから・・・ですか?』
「サラにはエリーゼ付きの使用人になってもらったんだよ」
年も近いしな、と付け足しながら私の代わりにクラウドが説明してくれた。
『そうだったのですか。サラは何か粗相はしておりませんか?』
自分が教育係だったからか、それとも単純にサラちゃんを気に掛けてか心配げに私に尋ねてきた。
「とっても良くしてもらっていますよ。何も知らない私に色々と教えてくれますし、私の我儘に付き合わせてしまっているので、むしろ私の方が迷惑を掛けているかもしれません」
『そうですか。粗相をしていなければ良かったです。サラはエリーゼ様の使用人ですので迷惑などお気になさらなくて結構ですよ』
「サラちゃんは確かに私の使用人という立場になっていますけれど、私は勝手にサラちゃんの事を友達だと思っているので、あまり迷惑を掛けたくないんですよ」
「ああ、紹介が遅れたな。彼女はエリーゼ。俺の探し求めていた婚約者だ。エリーゼ、こいつはグレン。俺付きの使用人みたいなものだ」
すっかり一緒にいた男性の事を忘れてクラウドと会話をしてしまっていた。
「グレンさん、私はエリーゼと申します。宜しくお願いします」
この人がクラウドの使用人さん。
・・・という事はサラちゃんの・・・。
『私の事は呼び捨てで構いませんよ。それより、先程はエリーゼ様とは存じ上げず、大変失礼致しました』
頭を下げられる事に慣れていない私は、やっぱりここでも慌ててしまった。
「あの!頭を上げてください。私の方こそもっと早くに部屋に入っていれば良かったんです!!」
そう言うと頭を上げてくれた。
私は一応クラウドの婚約者という立場にいるが、私自身が偉いわけではないので、恭しく接されてしまうとどうしても困り、吃ってしまう。
『所要で城を空けておりましたので、こうしてお会いするのは初めてですね』
「そうですね。でも私、サラちゃんからグレンさんについて聞いていたので、お名前は初めてお聞きしましたけれど、なんだか初めて会ったような感じではありません」
私がそう言うと、グレンさんは少し目を見開いた。
『サラから・・・ですか?』
「サラにはエリーゼ付きの使用人になってもらったんだよ」
年も近いしな、と付け足しながら私の代わりにクラウドが説明してくれた。
『そうだったのですか。サラは何か粗相はしておりませんか?』
自分が教育係だったからか、それとも単純にサラちゃんを気に掛けてか心配げに私に尋ねてきた。
「とっても良くしてもらっていますよ。何も知らない私に色々と教えてくれますし、私の我儘に付き合わせてしまっているので、むしろ私の方が迷惑を掛けているかもしれません」
『そうですか。粗相をしていなければ良かったです。サラはエリーゼ様の使用人ですので迷惑などお気になさらなくて結構ですよ』
「サラちゃんは確かに私の使用人という立場になっていますけれど、私は勝手にサラちゃんの事を友達だと思っているので、あまり迷惑を掛けたくないんですよ」

