*** 《シンデレラside》 『シンデレラーー!そこの掃除しなさい!』 「はいっ、分かりましたー!」 明るい声でにこりと笑う。 雑巾片手に急ぎ足で違う部屋へ走った。 __今日はどれだけ綺麗になるかな。 そんなことを思いつつ、お義母さんの目を見ないで立ち去る。 __そんなに私のことを、冷たい目で見なくてもいいじゃないですか。 いくら私のことが嫌いでも。