心臓が破裂してしまいそう。 でも、おかしい。 「私でいいんですか? 1人しか王子様は踊らないのでは…」 お城についてから時間はあまり経ってない。 むしろ目が合ってから3分程度しか経ってないと思う。 なぜ私をそんな簡単に選んでくれたのだろう。 話しても…無いのに。 すると彼は不思議そうに微笑んだ。 『僕もよくわからない。 でも、キミを一目見た時にキミと踊りたいってただそう思ったんだ』