こんなお葬式【長篇】

沈黙のまま斎場に到着した僕達は、待合室に入り準備が整うのを待つのだが、この時間がまた沈黙を深める。

骨上げは焼き場のすぐ隣に隣接された小部屋で行われるが、この時点でもうすでに骨になっている訳だ。

親族が多数の場合、いざお骨を見るまでは皆、意外と平静を保っている。

しかしどうしても、これから一人で骨上げに挑まなければならないおばあさんの気持ちを察してしまい、いつも通りの事務的要素を欠いてしまうのだ。