こんなお葬式【長篇】

時間がある事なので、いたしかたなく
無理矢理にでも起こさなければならない。

何度も体を揺さぶりながら……。


骨上げに持っていく骨壷は二つあった。

出来るだけ多くのお骨を持ち帰りたいという願いからだ。

─ちゃんと食事は採られましたか?

眠りにつくまでの数時間、どうやって独りの時間を過ごしたのか……。
気になって仕方がなかったが、僕は極力普通の口調で聞いた。

─はい。散歩がてら教えてもらった辺りで……、ご飯食べたら眠くなっちゃって。

どうやら食事はちゃん採れたようで少しほっとした。