こんなお葬式【長篇】

それがいつの間にかおばあさんのペース……というか、想いに引っ張られ、気付くと“送り出す”という事に夢中にさせられていたのだ。

おばあさんは何かを指図した訳ではない。
ただ使い分ける悲しみをも忘れる程に、逞しく想いを形にして行ったのだ。

僕達は、本来の役目である「儀の導き」をしたにすぎない。