こんなお葬式【長篇】

仕事も早々に片付き、少しはおばあさんの話相手になれるかも知れないと、急いで昼食を取っているとき、部長が僕を呼んでいるという知らせが入った。

(やっぱり来たか……。)

予想はしていたが、多分見積書に目を通したのだろう。

部長は昔気質のベテラン葬儀屋だ。

悪徳……と云う訳ではないが、やはり感覚的にも立場的にも、利益をとことん追求するのは当然だ。

しかも今回、当のおばあさんは葬儀には疎く、支払いをする気も充分あった事を知っている……。