ガラッと先生がドアを開けて入った。


朱月side


「みんな席に座れー、修学旅行の班決めるぞー。」

「センセーどうやって決めるんですかー?」

「最後だし、好きな人同士でよくね?あ、男女3人ずつな。」

「はーい、わかりましたー。」


「春…!!(ぎゅっ」

「…っ!?///」

「「「…!?」」」


ドキッと心臓が跳ね上がるように鳴る。
うぅ…心臓に悪い…。


「海…、離して…。」

「あ、ごめん。…で、修学旅行同じ班になれるか……?」

「もちろんだよ!」

「よかった…(微笑み」


…っこれもこれでほんとに悪い!!!(心臓に)


「蒼井、知り合いなのか?」

「……秘密です。」

「!?」


……秘密かぁ…、なんか嬉しいな…♪

「あっ!」と、海が声を上げる。今度は何…?


「春、放課後あいてる?出かけようぜ!!」

「…うん!!」


「あの…、朱月さん。」


後ろから、声がした。


「…んー?」

「私たち四人、一緒の班になれないかな…?」

「いいよ!!」

「…!(パァァ ありがとう!!私は、古井野 柚(コイノユズ)!!
よろしくね、朱月さん!」

「春でいいよ(ニコッ よろしくね、柚!」

「私も、春って呼んでいいかな?」

「もちろん!小野 遥香(オノハルカ)だっけ…?よろしくね(ニコッ」

「うん!!」


この班だったら上手くいきそうな気がする…!!
海もいるし!!


そしたら、チャイムがなった。


「次の時間は音楽だから、音楽室に集合なー。テストやるぞー。」

「なんのテストですか…?」

「歌のテストだ、曲は自由なんだが無理だったら歌わなくていいからな?」

「…歌いたいです!!」

「…お、おう。じゃあ、これで授業を終わります。」

「「「ありがとうございました!!」」」


柚と遥香が「一緒に行こう!」と誘ってきたので「うん!」と言って、荷物を持って音楽室に向かった。