都合のわるい女

「はっ? なんだよそれ?」



「あんな、いかにも慣れた感じで寝込み襲うしさ。

それに、ニッシーって、よく女の子と喋ってるし」



「寝込み襲ったのなんか初めてだよ!
あの節はすみませんでしたね!」



あれは、タカハシの寝顔が可愛かったのが悪い!

………とは、恥ずかしくて言えないが。



「それに、別に女とよく喋るとか、ないから。

俺、タカハシ以外に、しょっちゅう喋る女なんていないぞ?

それなのに女好きとか言われる筋合い、ねえんだけど?」



そう言うと、タカハシがぱっと顔を上げ、じいっと俺を見つめた。



「………うそだ。信じらんない」



「なんでだよ?」



「だって……ニッシーって、女の子なら誰にでも優しいじゃん………。

女好きってことでしょ?」