都合のわるい女

やばい、このままじゃ本格的に寝てしまいそうだ。


とりあえず、タカハシをベッドに寝かせよう。


俺はまあ、廊下にバスタオルでも敷いて寝るか、あるいは寝ないか。

まあ、なんとでもなる。


タカハシをベッドに寝かせてやるのが男の品格ってもんだろう。



「おい、タカハシ。 ベッドあがれ」


「…………」


「タカハシ! 起きれないのか?」


「…………んー、分かってるって……」


「……分かってねえだろ、なにも……」



俺は大きなため息を吐き出した。


しょうがねえ女だな。



「おーい、起こすぞ?
勝手にベッドあげるぞ? いいな?」



俺はいちおう了承をとって、タカハシの肩に右手を回した。


そのまま肩をつかみ、左手を膝の下に入れ、抱き上げようとした、のだが。