だって言っただろ?

『俺がキミを助けてあげる!どんなときだって!』

って。あの日、約束しただろ?

* * *

『竜ー、暇ー』

『あ?んなこと知るかよ。』

それは、中学の頃。


まだ、普通のヤンキーチームのしたっぱだった俺。

『竜!朔夜が呼んでる。上にこい』

当時、十二代目のリーダーだった 朔夜«サクヤ»さん。

朔夜さんは、俺の憧れで恩人。

呼ばれることなんて、滅多にない。

だから、俺の胸はドキドキしていた。