竜王華伝 (完)

…唯ちゃんには、怒ってない。

「桃葉、俺らも…悪かった。

真実を知ろうとしなくて……」

「ごめん」

みんなが、次々に謝ってくる。

「あたし、朔のこと信じてたんだ、よ?」

あー、もうやだな。

涙が出て、前が見えない。

脳裏に、影風で過ごした日が…駆け巡る。

「朔、顔…あげてっ」