でも、桃葉が悪くない訳じゃないもん。

いぶが全部悪い訳じゃないもん。

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｢いぶちゃん。どこに行ってたんだ？｣

｢景くん？｣

｢どこにいってたのー？いぶー？｣

｢想…？｣

｢こら、二人とも。いぶちゃんは、戸惑ってるぞ。｣

｢星耶くん。ありがと。｣

｢ううん！｣

星耶くんも、優しいと思う。

こんな私に、優しくしてくれる。

桃葉のことが頭から離れないくせに。

そう思うと、苦しくなる。