―ドキッ

急に、なに…??

柔らかい笑みで微笑んできた竜二。

「良かった。」

そういって、頭をポンポンしてきた。

な、に?

こんなの、こんな…感情は認めない。

認めたら、認めちゃったら……。

あたしは、あた、し…は…。

『記憶がない』

なんて…っ。

どれだけ、辛いのよ!