桃葉を認めて、桃葉を好きになって…

そしたら、杏樹のことを僕は、忘れてしまうのではないか…。

杏樹をまた殺してしまう。

また、守れないの?

僕は、人を失うのが怖い。

だから、大切な人も作れない。

「それは違う。仁華、杏はソレを望む?違うでしょ。

仁華にとって親友なら

杏にとっても親友に決まってる。

一方通行なわけない。

もっと、杏を信じてあげろ。

俺らにできることは、それしかないんだぞ?」

もう、いないのだから。