『あ…。』 美森は、そこにいた。 そこの歩道橋に座ってた。 歩道橋の手摺には蝶々の絵。 綺麗に、ふわりと微笑んでこっちをみた美森。 『バレちゃった』 それはイタズラがバレた小さい子の顔だった。 無邪気に笑って。