郁side

「郁~!おはよっ!」

「はよ。桃葉。」

桃葉が目覚めて1週間たった。

俺は、罪滅ぼしのつもりで桃葉のとなりにいる。

だけど、罪悪感ばかり増えていくから。

友達として…それ以上の感情を持たないように。

退院してから、毎日、毎日、桃葉の家に通ってる。

「郁、あのね!あたし学校戻ろうと思って…!」

な、なんだって?!

桃葉は、あの戦場に戻るのか?

あ、忘れてるのか…。

記憶を…