竜王華伝 (完)

頭にハテナマークを浮かべるあたしに、郁は優しく微笑んだ。

「はぁ。背中に痣。あと、三日三晩もうなされてて。顔は、守られて傷はないけど。打撲が数ヵ所。」

…そ、そんなに?

あたし、大変だったんだね。

そう言われてみれば、青タン、痣、切り傷?みたいなのも。

「気づかんやったん?」

呆れた顔でいう郁。

はい…そうです。とは言えず黙って俯く。

恥ずかしい。

すると、郁は笑いだした