「君たちは、何も知らない。いや、知ろうとしていない。確かめたくない…そうでしょ?だから、自分達が正しい…そう思ってる、

きゃははははは!!!

ほーんと、糞みたいな族だね。」

最後は、真顔で言う仁華。

同じ双子として怖いな…。

“あのこと”が無かったとしても

仁華は、この態度なのか?

「糞…だと?」

静かに、告げる朔。

自分達の族を糞扱いされたんだ。

怒るのは当然……か。

でもな、俺らだっておこってるんだ。

目の前の光である、竜二の大切な子を…

死にたいと思うまで追い込めたんだから。