桃葉の心に入り込めなかった。

どうしてなんだ。

その疑問は、ループし続ける。

「…でも!俺が!」

「忘れるな郁。お前が助けたところで、桃葉はこうなっていたんだ。きっと…」

仁那。言い過ぎだー…とは言えない。

その通りだと俺も思ったから。

助けても、きっと桃葉はまた…っ。

闇が桃葉を縛り付けているものはなんだ?

目が覚めるまでに

目が覚めるまでに、見つけてみせる!

桃葉の心を縛るものを…