竜王華伝 (完)

・・・・・。

「どう…する?」

「桃の学校か…?」

「うん。桃っち、だって…」

「あたしは、平気だよ…?」

すると、二人は目を見開いてこっちを見ていた。

まるで、起きていたのか?って態度で表しているみたいに…。

でも、その顔は一瞬だった。

仁那くんはすぐに真顔になり、言った。

「平気……な訳がないよね…?」