ただいま6時59分
7時になるように設定された目覚まし時計をなるまで待っていること約30分
後、5、4、3、2、1、

ピピ カチッ

『よーしっ!今日も1日頑張るぞーっ!』

あ、そーそー。私の名前は岡嶋蒼オカジマアオイ

『蒼ー。ちょっとー。』

『はーい。』

あれ?そーいや、今日から学校なのに制服貰ってない。

ガチャ

『え、誰?』

『この子なんですけど。』

『可愛らしいお方ですね!』

『あ、はぁ。』

『蒼。ご挨拶。』

『ね、お母さん?お客さん?』

『ええ』

『は?』

『紹介するわね。こちら都ミヤコ学園の長谷川 ハセガワさんよ』

『長谷川です。』

『ど、どうも。岡嶋蒼です。』

『岡嶋さん都学園にようこそ。』

『は?』

『これ、蒼の制服ね!』

ドサッ

『お、おもっ!』

ガサゴソ

『ウィッグ?しかも金髪。それに赤のカラコンとネクタイ、Yシャツ、ブレザー、ズボン!?それに財布?にベルト・・・。なに?これ。』

『制服よ!まぁ、着なさい!さらし巻いてからよ!』

『う、うん。』

こんなの男子の制服じゃん

ガチャ

まぁ、着替えよう。

・・・

ガチャ

なんなんだーっ!この格好は!!

ガチャ  

『まっ❤イケメン❤』

『お母さん!なんなの?この格好!』

『岡嶋さんはこれから男子校の都学園の生徒として暮らしていってもらいたいと思っています。』

『男子校ーっ!?私は女ですよ!?』

『寮生活ですよ。では、行きましょう』

『ま、まっ!』

ガチャ

バタン

『ちょっと!離して!』

『いったん黙れ』

『は、はぁ?ふざけんな!』
 
『まず、女みてぇな喋り方は辞めろ。』

『だって私はおん・・・わ、わかったよ。』

長谷川さん怖い。
ブラックオーラ出てるんですけど。

『あ、あんさ、長谷川さんさ、二重人格?』

『なんかいったか?』

『な、なんもないっす。』

『はいれ』

『はい。』

『はよーざいますっ!長谷川さん!』

『おー』

『長谷川さん!そのイケメンは?』

『拾ったー』

『拾ったとかゆうなよ!』

『イケメンだろ?女装したら可愛いと思うんだよなぁ』

ニヤ

は、長谷川ーっ!
おまえ今ニヤってしただろ!

『確かに!顔立ち整ってますねー』

『顔近づけんな!』

『いいに匂いだし』

『だからー!近づけんなーっ!』

ゴンッ

『ってー!頭突きすんなよー!』

『行くぞ犬』

『テメッ、今犬って!』

『拾ってもらった飼い主にテメェとはいい度胸してんじゃねーか』

コイツ、絶対危険だ。