光をすくって欲しいと願ったあの日。


もう、その手は必要ない。


暗闇に落ちてしまいそうになったら、手を伸ばせばいい。


その手を掴んでくれるのは、すくいあげるための手じゃなくて、大きく包んでくれる優しい光だから。



零れても、零れても、溢れて止まらない光がここにあるから。




絶望ではなく希望を。


闇ではなく光を。


諦めるのではなく、最後まで。




もう泣かなくていい。



笑顔で生きよう。



こうして、笑顔でいられる日が来たんだから。




「「いただきまーす!!」」




明日も、明後日も、これからずっと先の未来も。



笑おう。

みんなで。


あの頃の分まで、笑って生きよう。



大切なものが、すぐそばにあるのだから。