小さな子供が遠慮するほど、この家は真っ暗だった。 これから先、日が当たることはないと、兄弟全員が諦めてた。 けど、俺は願ったよ。 毎日子供みたいに星を見上げては願ったんだ。 どうかこの家に日が当たりますように。 真っ暗な場所から連れ出してくれる光が現れますように。 みんなの本当の笑顔が見られる日が来るように。 何度、叶わない願いをしては悲しんだだろう。 何度、涙を流しただろう。 誰か、こんな可哀想な俺たちに気づいてよ。 助けてよ。 もう、こんな暗闇にいたくないんだ。