それはまだ幼かった尚と慎にも分かっていた。 二人は幼いながらに考えてた。 友達が持っていたゲーム機を見ては羨ましそうに見て、 お店でお菓子やおもちゃを見ては物欲しそうに眺めて。 けれど一度だって自分から欲しいとは言わなかった。 欲しいはずなのに。 遊びたいはずなのに。 二人も分かってたんだ。 にぃ達の負担になるようなことはしてはいけない、わがままを言っちゃだめだって。