俺、兄貴になりました②




「……た?」


「?」


「言ったら何かしてくれた!?」



普段声を荒げない俺が怒鳴ったことで、兄弟が驚いて目を見開いた。


そんな様子も気にせず、俺は続ける。



「俺が…俺が相談しようとしたって、兄貴達は弟達の相手してるしっ…!」


「翠」


「俺がいなくたって皆楽しそうにしてるじゃん!俺がいないことにも気づいてなかったんでしょっ…!?」


「翠っ」




どうしよう。


止まらない。



今まで溜まっていたものが、一気に溢れ出して…。



「俺なんかいなくたって…」


「翠!!」



バシン!!



頬に鋭い痛みが走ったあと、ヒリヒリと痛んだ。



そして分かった。


あぁ、俺叩かれたんだ…って。