「……た?」
「?」
「言ったら何かしてくれた!?」
普段声を荒げない俺が怒鳴ったことで、兄弟が驚いて目を見開いた。
そんな様子も気にせず、俺は続ける。
「俺が…俺が相談しようとしたって、兄貴達は弟達の相手してるしっ…!」
「翠」
「俺がいなくたって皆楽しそうにしてるじゃん!俺がいないことにも気づいてなかったんでしょっ…!?」
「翠っ」
どうしよう。
止まらない。
今まで溜まっていたものが、一気に溢れ出して…。
「俺なんかいなくたって…」
「翠!!」
バシン!!
頬に鋭い痛みが走ったあと、ヒリヒリと痛んだ。
そして分かった。
あぁ、俺叩かれたんだ…って。



