いつものように家に帰り、いつものように弟や兄が帰ってくる。 違ったのは…。 「翔にぃおかえり!」 「おかえりー!……あれ?」 いつもなら、尚と慎が駆け寄ると優しく笑って頭を撫でるのに、翔にぃはそれをしなかった。 「翔にぃ、どうかした?」 陽の声にも反応することなく、翔にぃは真剣な目で俺を見ている。 な、に? なんか、怒ってる…? 「翠」 「っ…?」 翔にぃが俺の正面に立つ。 怒ったような声。 怒っているような目。 なに…? 俺何かした…? 怖いよ。