「ただいまー」 少しして、陽が帰ってきた。 「おー、おかえり」 「「おかえりー」」 笑顔で陽を迎えたにぃ達を見て胸がズキンと痛む。 おかえり、か…。 俺、もうずっと言われてないや…。 俺、やっぱりこの家には必要ないのかもしれない。 これだけ兄弟がいるし、俺一人くらいいなくなったって誰も気にしないよね。 …やっぱ、1人で出て行こう。 そう思った。