俺一人だけ、取り残されているようで…。 「翠、洗濯物干してきて」 陽に勉強を教えながら翔にぃが言った。 「あ…うん」 洗濯物を洗濯機からカゴの中に入れ、二階に向かう。 洗濯物を干している最中に聞こえてくるのは、兄弟の楽しそうな声。 俺って、この家族の一員だよね…。 なんて、バカなことを考えた。 そんなの、兄弟なんだから当たり前なのに。 その日の夜は、無性に苦しくて眠れなかった。