「何事ー?」


「あちゃー、また双子がやらかしたの?」



騒ぎを聞いて二階から降りてきたのは、アイドルの双子。



蒼にぃ、双子なのは同じでしょ。




「恋、慎の髪乾かしてやって」


「うぃー」



もう中1なんだし、一人で髪くらい乾かせるのに。


俺の乾かし方は髪を傷めるやり方だとかで、自分でやらせてもらえない。



大人しく恋にぃに乾かしてもらうことにした。