「日和、家に帰ろうか」




と佑月が私の手を握った。




「うんっ!!」




その手を握り返して家へと向かった。




「佑月ぃぃーーー!大好きだよー!!」




晴れた大空に向かって叫ぶと……




「俺も日和が大好きだよ」



と耳元で言われた。




……幼馴染みとの距離…0センチ…♡




いえ……訂正します。




大好きな人との距離……0センチ♡





[遠回りの優しさ~幼馴染みとの距離~完]