私は鏡を持って、隠し扉のところまで行った。
そこで一旦休憩した。
鏡はとても重たく感じた。
「香織。俺が持つよ。」
蒼がそう言って、鏡を持ってくれた。
「ありがとう!」
蒼は力持ちだし、あの鏡を持つくらい平気だろう。
私は両手が塞がってしまった蒼のためにドアを開けた。
そして、蒼が中にいったあと、恵に入ってと合図して、私は恵と一緒に行った。
部屋の奥にある穴から蒼が下にあっという間に降りていった。
しかも、鏡を持ったまま行ったらしい。
鏡はどこにもなかった。
ただ、したの方から、「戻シテ…」と言う声が聞こえる。
やっぱり、鏡も持っていったらしい。
次に、恵がロープに手をかけた。
「私、先に行っても大丈夫?」
「うん!大丈夫だよ!私はあとから行くつもりだったし!」
「そっか。じゃあ、先に行くね。」
恵はそう言って、ゆっくりと下に降り始めた。
結構、ロープは扱うのが難しい。
それに、これは降りるためには握力と、腕力が必要だ。
だから、蒼は簡単に降りられるんだと思う。
でも、恵はそこまで腕の力は強くないから、降りるときは気を付けないといけない。
私は女子にしては力が強い方だから、普通に降りれる。
私はロープをしっかり握りしめ、下へ降りた。

