私が上に登ったとき、目の前に日記が落ちていた。
7月7日
今日は七夕だ。
願い事は、もう行方不明者が出ませんように。
日記はたったそれだけだった。
その日記のすぐ近くに別の日記もあった。
7月21日
私の友達が右腕を骨折したらしい。大丈夫かな?
脱出には関係のない日記だった。
私達は、トイレに向かった。
行くのはもちろん、3階のトイレ。
少し怖さはあるけど、もう、解決したんだと言い聞かせたら、怖さもなくなった。
そして、トイレに入った。
解決したとは言っても、やっぱり怖かった。また出てくるんじゃないかって恐怖で、トイレにも入りたくなくなる。
洗面台の下にはまだ鏡が置かれている。
そのときだった。
チリン…チリン…
え…?
何で…?
この呪いは消したはずなのに…?!
「出シテ…元ノ場所ニ戻シテ…!」
鏡の中の女が言ってきた。
どうやら、現れはするけど、鏡の外には出られないらしい…。
ということは、連れていかれる心配はないってことだ。
私は少し安心した。

