とにかく、今は下に行かなくちゃ。
私は涙をこらえ、玲ちゃんの下半身をとった。
玲ちゃんの血で、手が真っ赤になった。
そして、恵にロープを結びつけた。
「お願いだから、絶対に、どんなことがあっても、ロープを放さないでよ!」
私は恵に言った。
「うん…。香織もだよ?」
「わかってる。気を付けてね。」
私は恵にそう言った。
そして、恵はゆっくりと下に降りていった。
3分くらいして、下から「降りたよー」と聞こえたので、私はロープを引き上げた。
私は玲ちゃんの下半身をそのまま置いて、ロープを腰に結びつけた。
そして、穴の縁に座ったときだった。
「きゃあ!」
私は誰かに押された。
玲ちゃんのときと、同じだった。
私はとっさにロープをぎゅっと強く握りしめた。
そのお陰で、手に少し切り傷ができただけですんだ。
そして、そこから、ゆっくりと降りた。

